校友会

校友会報告

第18回校友会を終えて 校友会会長 喜多村 伸明

 平成26年11月16日(日)、本校において第18回校友会が開催されました。校友会会員の先生方には、多事ご多忙の中、また遠路よりご出席を賜り誠にありがとうございました。
 第18回校友会を開催することができましたのも、ひとえに理事長はじめ教職員の先生方のご指導、ご鞭撻、並びに部活動の皆様のご協力によりできたことと重ねて厚くお礼申し上げます。

 基調講演では循環器専門医でNPOプロフェッショナル・ドクターズ・ネット副理事長の桑木絅一先生を講師にお招きし、『狭心症・心筋梗塞には、冠動脈内壁の血栓が関与している』と題して講演していただきました。狭心症や心筋梗塞は、心臓に栄養を送っている冠動脈という約5mmの太さ血管が狭窄することによって起こります。最初に心臓の構造や冠動脈の血流について詳しくお話されたあとに、狭心症と心筋梗塞の違いや鑑別のポイントについて説明していただきました。冠動脈が狭窄する原因として、一般的にはコレステロールが内膜に蓄積する(粥状動脈硬化)ことによると認識されています。今回のお話では、血管の内膜には抗血栓作用が備わっていて、粥状動脈硬化の進行によりこの作用が阻害され血栓を形成し冠動脈を閉塞することも考えられるとのことでした。その他、冠動脈が閉塞してから疼痛が現れるまでには1分間ほどのタイムラグがあるということや、近年の心肺蘇生法では人工呼吸は行わずにとにかく心臓マッサージを優先させることなど臨床的なお話もしていただき大変勉強になりました。

校友会イメージ


 お昼の休憩では、バスケットボール部によるチキンカレー・ハヤシライスの軽食販売、ヘルス&ビューティー部によるアロマグッズの販売・クラフト作り体験会が行われ、卒業生と在校生との交流ができました。また、求人・就職相談も行われました。


 講演気任聾汽廛輒邉總手(福岡ソフトバンクホークス)の山田秋親先生を講師にお招きし、『プロ野球投手のウォーミングアップの実践』と題して講演していただきました。講演は卒業生、在校生ともに実際に体を動かしてもらう体験参加型の形式で、活気のある雰囲気で行われました。主なウォーミングアップの流れとしては、ウォーキングから始まり徐々に負荷を上げて行き、最終的に野球動作に連動させるメニューで締める内容であった。ウォーキングのバリエーションは15種類、ダイナミックストレッチを入れたショートランメニューは20種類、ダッシュメニュー10種類、その他アジリティーメニュー(ミニハードル・ラダー)や補強運動を御指導していただきました。既に現場で活躍されている卒業生やトレーナーを目指す在校生達にはとても有意義な講演でした。


 講演兇任録好竜椣緡迭惘瑙灸学科学科長補佐の松下美穂先生を講師にお招きし、『陸上競技トレーナー業務における実態と鍼灸治療における選手ケアについて』〜コンディション調整へのアプローチ〜と題し、実技を交えてお話しいただけました。松下先生の実体験を踏まえ、トレーナーとしての在り方、コンディショニング方法等とても幅広い情報を提供してもらえました。卒業生を含め、在校生も積極的に参加し、非常に実りの多い講演でした。


 講演靴任論唇Ε螢魯咼螢董璽轡腑麌賊.螢魯咼螢董璽轡腑麌課長の坂口重樹先生を講師にお招きし、『脳血管障害片麻痺患者の評価と治療』〜Bobath Conceptに基づく歩行機能、上肢機能再建に対する治療の実際〜というテーマで、特にボバースコンセプトに基づく治療の実際についてお話をいただきました。ボバースコンセプトは中枢神経疾患に対するアプローチとして世界に広く伝わっている治療でもあり、坂口先生からはボバースコンセプトについて非常に分かりやすく説明していただきました。ボバースコンセプトは資格取得後に各自で研修会に参加して学ぶことがほとんどであるため、参加された卒業生や在学生にとっては中枢神経疾患に対する理学療法に対し、また、ボバースコンセプトに対して興味を持つ非常に良い機会になりました。


 講演におきましては、講師の先生方の惜しみないご理解とご協力により、大変充実した会として好評のうちに閉会することができました。心より御礼申し上げます。

 さて、校友会としましては、今後も会員の皆様の旧交を暖める機会や、在校生との交流、臨床に役立つ勉強の機会を提供していきたいと考えております。次回は平成27年6月21日(日)を予定しています。今後も卒業生、在校生、教職員が一体となって協力し、福岡医療専門学校さらには医療界の発展に貢献できればと思います。終わりに、校友会会員ならびに関係各位の皆様のご健康と更なるご活躍を祈念いたします。