福岡医療専門学校|校友会活動

校友会

校友会報告

第19回校友会を終えて 校友会会長 喜多村 伸明

 令和3年11月21日(日曜日)に第30回校友会が開催されました。校友会会員の先生方には多事ご多忙の中、ご出席を賜り誠にありがとうございました。
 第30回校友会を開催することができましたのも、ひとえに理事長はじめ教職員の先生方のご指導、ご鞭撻、並びに講師の室伏由佳先生のご協力によりできたことと重ねて厚くお礼申し上げます。今回も前回と同様に、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンラインで開催しました。


 基調講演では、順天堂大学スポーツ健康科学部 大学院スポーツ健康科学研究科 准教授の室伏由佳先生に『身体の機能性向上アプローチを考える〜スポーツ外傷・障害の経験から〜』の演題でご講演いただきました。


 はじめに前回の講演のおさらいとして、アスリート時代に経験された腰痛や肩の障害の話をされました。その中で専門医による確定診断の重要性について話されました。一般人の腰痛とは異なり、アスリートにとって非特異性腰痛は少なく、何らかの原因があり、部活動における腰椎分離症の頻度を調べた調査では、小学生・中学生・高校生で2週間以上腰痛が続く場合は、半数近くが分離症による腰痛症の可能性があることを説明されました。次に身体の機能性を評価するFMSと動作パターンを修正し、身体の機能性を向上させるコレクティブエクササイズについて説明されました。選手時代のトレーニングをしているときの動画や術後のリハビリテーションの様子なども紹介して頂きました。最後にスポーツ障害が与える心理的影響について説明され、医療従事者やトレーナーなどのサポートがあるとスポーツ障害の発生頻度が低く、軽度になる場合があることなど、競技者をサポートするトレーナーを目指している学生や既に現場で活躍している卒業生にとっても大変貴重な講演でした。



 講演におきましては、講師の室伏由佳先生の惜しみないご理解とご協力により、大変充実した会として好評のうちに閉会することができました。心より御礼申し上げます。
 さて、校友会としましては、今後も会員の皆様の旧交を温める機会や、在校生との交流、臨床に役立つ勉強の機会を提供していきたいと考えております。次回は、令和4年6月19日(日曜日)を予定しています。
 今後も卒業生、在校生、教職員が一体となって協力し、福岡医療専門学校さらには医療界の発展に貢献できればと思います。終わりに、校友会会員ならびに関係各位の皆様のご健康と更なるご活躍を祈念いたします。




 


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