校友会

校友会報告

第19回校友会を終えて 校友会会長 喜多村 伸明

 令和元年6月16日(日曜日)、本校において第27回校友会並びに総会が開催されました。校友会会員の先生方には、多事ご多忙の中、また遠路よりご出席を賜り誠にありがとうございました。
 第27回校友会を開催することができましたのも、ひとえに理事長はじめ教職員の先生方のご指導、ご鞭撻、並びに部活動の皆様のご協力によりできたことと重ねて厚くお礼申し上げます。
 午前中の基調講演では、獨協医科大学名誉教授・解剖学マクロ講座特任教授の松野健二郎医学博士に『リンパ免疫系の仕組みとはたらき』のタイトルで、ご講演いただきました。講演内容は、学生にも分かり易くいうことで、前半は主にリンパ系の基礎について、リンパの流れの法則性(_雕瀘АГ垢戮討離螢鵐儡匹論徒角に入る前に必ず1個以上の所属リンパ節を通過する。∪誼羝鮑機Э預里寮誼羸近くでは必ず左右吻合する。E粗確─Д螢鵐僂楼貶向のみに流れ、逆流したり異なるリンパ節に注いだりすることは無い。)と、この法則により組織液排導と生体防御が維持されていること、さらには、センチネルリンパ節、ガン転移、リンパ浮腫、リンパ漏、ガン遠隔転移との関連等についてお話いただきました。後半は松野先生の積み上げてこられたリンパ免疫系の研究業績、とくにリンパ免疫系における樹状細胞の役割を中心に最新の知見も含めてご講演いただきました。講演内容は非常に興味深く、学生、卒業生、教員からも多くの質問がありました。


 お昼の休憩では、ヘルス&ビューティー部による薬膳ヘルシーカレー等の軽食販売が行われ、卒業生と在校生との交流ができました。また、求人・就職相談も行われました。


 午後の講演気任蓮帝京平成大学 健康医療スポーツ学部 柔道整復学科 教授の川一朗医学博士に『腰椎分離症〜これは骨折です。正しい初検と施術法〜』のタイトルで、ご講演いただきました。講演では、レントゲン画像による初期腰椎分離症の把握は難しいため、見逃されている現状を踏まえ、見逃さず、かつ的確に治すことを目標にした柔道整復師の優位性を含めたお話しをしていただきました。また、橈骨遠位端部骨折について、臨床現場での動画を交え、整復・固定のポイントを説明していただきました。柔道整復師の施術方法である非観血的療法が、素晴らしい医療技術である事を再認識させられた講演でした。


 午後の講演兇任蓮△澆酪灸院 院長で日本超音波鍼灸協会 副会長、日本整形内科学研究会 理事の峰真人先生に『エコーガイド下ファシアリリース』のタイトルで、ご講演いただきました。前半は、「ファシアの概要」、「MPS(筋筋膜性疼痛症候群)の概要」、「エコーガイド下ファシアリリースの実際」についてご講演いただきました。「ファシアという概念はまだ広く周知されていないが痛みの原因を突き止めるためには必須の知識である」、「本当の痛みの原因を知りそれを治すことができるようになれば鍼治療のレベルアップにつながる」、「エコーガイド下ファシアリリースは治療効果の追求だけでなく、気胸など臓器損傷のリスク管理にも有効である」など、興味深い内容でした。後半の実技では、学生の体で実際に体の中はどうなっているかエコーを用いて観察していただきました。卒業生や学生からのリクエストに応え、様々な部位を観ていただきましたが、中でも肺下界は吸気時には上位腰椎の高さまで膨らんでいる様子を目の当たりにすることで腰部刺鍼でも十分気胸の恐れがあることを実感することができました。


 講演におきましては、講師の先生方の惜しみないご理解とご協力により、大変充実した会として好評のうちに閉会することができました。心より御礼申し上げます。
 さて、校友会としましては、今後も会員の皆様の旧交を温める機会や、在校生との交流、臨床に役立つ勉強の機会を提供していきたいと考えております。次回は、令和元年11月17日(日曜日)を予定しています。
 今後も卒業生、在校生、教職員が一体となって協力し、福岡医療専門学校さらには医療界の発展に貢献できればと思います。終わりに、校友会会員ならびに関係各位の皆様のご健康と更なるご活躍を祈念いたします。